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2026.08.06

ペット位牌を作ることは、悲しみを忘れることではありません


こんにちは。
木之花庵の野口です。


大切な家族であるペットを見送ったあと、

「位牌を作ったほうがよいのだろうか」

「形に残すことで、かえって
 悲しくなってしまわないだろうか」

そのように迷われる方もいらっしゃいます。


一緒に過ごした時間が長いほど、
その子がいなくなったあとの寂しさは、
大きく感じられるものです。


いつも眠っていた場所。


ごはんを待っていた姿。
名前を呼ぶと、振り向いてくれた表情。

日常の中に残る思い出に触れるたび、
胸が苦しくなることもあるでしょう。


けれど、ペット位牌を作ることは、
悲しみを忘れるためではありません。


大切な存在を忘れず、
これからも心の中でつながっていくための、
一つの供養のかたちです。

無理に悲しみを乗り越えなくてもよいのです


ペットを亡くした悲しみは、
簡単に言葉で表せるものではありません。

「いつまでも悲しんでいてはいけない」
「そろそろ気持ちを切り替えなければ」

そう思い、ご自身の気持ちを
抑えてしまう方もいらっしゃいます。

けれど、大切な家族を亡くしたのですから、
悲しいのは自然なことです。

すぐに元気になろうとしなくてもよいのです。

涙が出る日があってもよいですし、
何気ない瞬間に思い出すこともあります。

それだけ大切に想い、
ともに過ごしてきた証でもあります。

悲しみをなくそうとするのではなく、
少しずつ悲しみと一緒に歩いていく。

そのための心のよりどころとして、
ペット位牌を作られる方もいらっしゃいます。

名前を残すことは、存在を残すこと


ペット位牌には、生前呼んでいた
お名前や、命日、年齢などを刻むことができます。

いつも呼んでいた
大切なお名前が、形として残る。

それは、その子が確かに家族として
生きていたことを残すことでもあります。

姿は見えなくなっても、
名前を見るたびに、

「今日も見守っていてね」

「一緒にいてくれてありがとう」

と、心の中で
話しかけることができます。

位牌は、悲しみを閉じ込めるための
ものではありません。

これからも大切な家族として、
想いを届けるための場所になります。

「ありがとう」を伝えられる場所ができる


ペットを見送ったあと、

「もっと一緒にいてあげればよかった」

「最後に何かしてあげられたのではないか」

と、ご自身を責めてしまう方も少なくありません。

けれど、その子にとって一番うれしかったのは、大好きなご家族と過ごした日々だったのではないでしょうか。

毎日、名前を呼んでもらったこと。

やさしく撫でてもらったこと。

同じ家の中で、安心して過ごせたこと。

何気ない日常のすべてが、その子にとって大切な時間だったはずです。

ペット位牌に手を合わせることは、後悔を繰り返すためではありません。

「ごめんね」だけではなく、

「ありがとう」

「うちの子になってくれてありがとう」

と伝える場所でもあります。

位牌を作る時期に決まりはありません



ペット位牌を作る時期について、迷われる方もいらっしゃいます。

人の供養と同じように、四十九日までに作らなければならないと思われることもありますが、ペットの供養には絶対的な決まりがあるわけではありません。

すぐに作りたいと思う方もいれば、しばらく写真に手を合わせながら、気持ちが落ち着いてから考える方もいらっしゃいます。

大切なのは、ご家族の気持ちです。

まだ位牌を見るのがつらいと感じるのであれば、無理に急ぐ必要はありません。

反対に、名前を形に残すことで心が落ち着くのであれば、早めに作ることも一つの選択です。

ご自身の心に合ったタイミングでよいのです。

位牌があることで、日々の中に祈りの時間が生まれます




ペット位牌は、特別な仏壇がなければ
置けないものではありません。

写真やお花、お水、好きだったおやつなどと一緒に、
毎日自然に声をかけられる場所へ置くこともできます。


朝起きたときに、

「おはよう」

出かけるときに、

「行ってくるね」

一日を終えたときに、

「今日もありがとう」

そんなふうに話しかける時間が、少しずつ心を整えてくれることがあります。


見えなくなった存在を遠くへ送り出すのではなく、これからも家族として、心の中でともに暮らしていく。


ペット位牌は、そのつながりを大切にするためのものでもあります。


悲しみの形は、人それぞれです



ペット位牌を作る方もいれば、写真だけを飾る方もいらっしゃいます。

遺骨や毛、首輪、おもちゃなどを大切に残される方もいます。

どのような供養が正しいということはありません。

ご家族がその子を想い、感謝を伝えられるのであれば、それぞれが大切な供養です。

位牌を作ることも、作らないことも、ご家族の自由です。

周りの人と比べる必要はありません。

「この子に、どんなふうに想いを届けたいだろう」

そう静かに考えて、ご自身の心が安らぐ方法を選んでいただければと思います。

大切な家族への想いを、一文字ずつ丁寧に


ペット位牌を作ることは、
悲しみを忘れることではありません。

一緒に過ごした時間を忘れず、
その子が家族であったことを、
これからも大切にしていくことです。

木之花庵では、
大切なご家族への想いをお聞きしながら、
お名前や命日などを
一文字ずつ丁寧にお入れいたします。

どのような文字を刻めばよいか分からない方や、
位牌を作る時期に迷われている方も、
どうぞお話をお聞かせください。

愛する家族への「ありがとう」が、
やさしく形に残るよう、心を込めてお手伝いいたします。


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